日帰り白内障手術

白内障の日帰り手術

当院では、お身体への負担が少ない白内障の日帰り手術を行っています。

国内では年間約140万件以上の白内障手術が行われており、手法が確立された手術です。進行した白内障に対して、混濁した水晶体を手術で取り除き、眼内レンズを挿入する手術を行うのが一般的です。ただし非常に進行した白内障やもともと水晶体嚢を支える組織が弱い眼では、最初から、または術中に別の手術方法が選択されることもあります。

白内障の手術は高度な医療技術と手術に携わる医療関係者の努力によって年々進歩してきました。手術時間がとにかく短いことが良い手術とか、切開が小さく簡単な手術といった間違った認識がありますが、手術時間は白内障の程度や病状によって異なり、また、手術の合併症によって重篤な視力障害が生じる場合もありますので、眼科医とよく相談して決める必要があります。

白内障は加齢に伴い誰にでも発症する病気ですので、まずはご相談ください。眼内レンズは、原則としてメンテナンスや交換が必要なく、生涯そのままお使いいただけます。

当院では、安全性や術後の快適な見え方に細かく配慮し、質の高い白内障手術を提供しています。

手術方法

手術方法

  1. 目の周りを消毒し、局所麻酔をします。
  2. 数 mmの切開創から超音波を発生する吸引器具を眼の中に挿入し、眼の中に水を灌流しながら混濁した水晶体の中身を吸引し、残した水晶体の薄い膜(水晶体嚢)の中に眼内レンズを挿入する方法で行います。
  3. 手術の所要時間は約10分程度で、痛みを強く感じる方には局所麻酔を追加しつつ、痛みに配慮しながら行います。

眼内レンズについて

  1. 眼内レンズには様々な種類があり、ライフスタイルや術後の見え方に対するご希望に合わせて選択いただけます。
  2. 当院では高度な乱視を矯正するトーリックレンズにも対応しております。(術後に回旋した際には再手術が必要です。) 
  3.                          

・趣味や仕事のために手元はしっかり見えるようにしたい

・運転をする機会が多いので遠くがよく見える方がいい

など、皆さまのご希望は異なりますが、原則として元々の見え方に近づけることをお勧めしております。眼内レンズは試しに入れてみるということができないため、事前にしっかり相談してメリットやデメリットを理解した上で選ぶことが重要です。

院長、執刀医よりわかりやすく丁寧にご説明いたしますので、不安や疑問に感じる点がありましたらお気軽にお尋ねください。

  1. 当院では単焦点レンズを取り扱っておりますが、眼鏡をかけることが苦にならない方、見え方の質にこだわり、きれいに見たい方には適しています。
  2. 多焦点レンズは適さない方もいらっしゃいますが、ご希望があり適応の可能性がある場合には取り扱い施設をご紹介させていただきますので、担当医とよくご相談のうえでご検討ください。

白内障手術の流れ

Step1診察と一般検査

白内障の状態を確認し、他の眼疾患がないかを調べるために瞳孔を開いて一般検査を行います。日常生活のご様子などを伺いつつ、手術が必要かどうかを判断します。

Step2手術日程の決定

一般検査で日帰り手術に支障なく、手術をご希望されましたら手術日程をご案内いたします。挿入する眼内レンズの種類、裸眼で見たい距離感(遠く、中間、近く)を術前に決定します。原則としては元々の見え方に近づけることをお勧めしております。日程や距離感につきましてはご自宅で改めてご検討いただくことも可能です。

Step3術前検査

術前検査では角膜内皮細胞検査、眼軸長などの測定や血液検査で感染症の有無などを判断いたします。手術の内容や注意点、術後の検診スケジュールに関して、ご不明点をお伺いしつつご説明いたします。眼内レンズにつきましてもメリットやデメリット、費用などをご説明のうえ決定いたします。

Step4手術

ご予約された手術日にご来院いただき、手術を行います。日帰り手術なので、術後はしばらく休んでいただいてから状態を確認し、問題がなければ会計後にご帰宅となります。手術後は眼帯をつけます。翌日の受診まで眼帯はそのままにしてください。

Step5術後の検診

手術後は翌日、3~4日後、1週間後にはご来院いただき特に慎重に経過観察いたします。入浴やメイク、お仕事、スポーツ、飲酒などに制限がありますので、医師の指示を守ってお過ごしください。以降も経過に応じて半年間程度の経過観察をさせて頂きます。

TEL.042-850-5601 24時間WEB予約
一番上に戻る